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江戸時代、泉質の優れた玉造温泉には代々藩主が訪れるため、その温泉を管理するために「湯之助(ゆのすけ)」という官職が松江藩により設けられました。玉造温泉における元湯や公衆浴場の管理、湯賃の取り立てなど、玉造温泉の一切を取り仕切るのが「湯之助」の仕事です。
明治維新で松江藩が解体され、湯之助の官職が撤廃されると、民間で温泉の掘削や管理が行われるようになり、多くの旅館が立ち並ぶ現在の玉造温泉街ができあがってきました。長楽園もこの時代の変化のなかで明治元年から旅館業を開始し、かつてこの地を任された湯之助の末裔として、今も大切に玉造温泉を守り続けています。
古くから玉造温泉とともに歩んできた「湯之助の宿」が、玉造温泉の効能、名産品や観光スポットをご紹介。モデルコースとアクセス情報も旅行の計画にお役立てください。この温泉がなぜこれほど長く愛され続けているのか、まずは玉造温泉の効能からご紹介します。
株式会社サティス製薬の研究により、近年では玉造温泉の美肌効果が化学的にも証明されています。当館の湯で分析したところ、角層細胞の大きさ、並び方などを整え、肌のバリア力・保水力の高い角層へと導く効果が認められています。
湯上り肌は、まるでエステ後のようなハリ感や弾力感にあふれる輝く美肌に。美容液で全身を包み込んだかのような濃密なうるおい感も特長です。エイジングケアをアクティブに行いたい方に特におすすめです。
「傷の湯」「脳卒中の湯」に例えられる温泉で、皮膚の弾力性を強化してシワになりにくくし、角質層の再生を促進します。また、「動脈硬化」にも効くとされていて、「脳卒中」を防ぐのによい成分とも言われています。
「熱の湯」に例えられる無色透明で塩辛い温泉で、皮膚に塩分が膜をつくり、汗の蒸発を防ぐため保温効果があるとされています。女性の敵「冷え性」対策にぴったりの温泉です。
全国の温泉地が競う「温泉総選挙2016」では、栄えある「環境大臣賞」と「うる肌部門1位」を同時に受賞しています。温泉総選挙は、2016年から5省庁後援のもと実施している、国民参加型の温泉地活性化プロジェクト。国民からの応援投票の結果をランキングで発表しています。
奈良時代初期に開かれた、日本でも最古の歴史をもつ温泉のひとつである玉造温泉は、大国主命とともに国造りをした少彦名命が発見、神代の頃からあったという言い伝えがあります。
『出雲国風土記』(天平5年/733年)には「ひとたび濯げば形容端正しく、再び浴すれば万の病ここぞとに除こる」とあり、そのため「神の湯」とも呼ばれ川辺に湧き出す湯に老若男女が集い、市の様な賑わいだったと書かれています。
平安時代には「玉造」の名は京の都まで届き、貴族の間でも評判になっていたと清少納言は「枕草子」で触れています。
また中世では「玉造温泉湯之由来」にて、「川を掘ったところ薬師如来像を発見し、温泉が湧き出し、義綱公がこのお湯に浸かったところ病気もたちまち快癒。」と記されています。
お土産・名産部門の2位に「姫ラボ」、伝統工芸品の1位に「出雲型まがたま」、フォトジェニック部門の3位に「ややおせっかいな看板」がランクイン。温泉はもちろん、他にも玉造温泉街には見どころがたくさんあります。
玉造温泉には、無料でふらっと立ち寄れる足湯が3か所あります。「姫神広場」の足湯は、100円でタオルを販売しているので手ぶらでも行きやすく、屋根付きなので雨でも安心。「玉造温泉ゆ~ゆ前」と「たまゆら玉造店前」の足湯は玉湯川沿いにあり、温泉街と川を眺めながら浸かれます。
玉造温泉街のほぼ中央に位置する「玉造温泉ゆ〜ゆ」は、広々とした屋内大浴場や深さ約1メートルの立ち湯、サウナなどを備えた日帰り温泉施設です。日帰り入浴以外にも、地元の特産品を扱う売店があり、街歩きの立ち寄りスポットとしても親しまれています。
足湯や日帰りも楽しいですが、せっかくなら時間を気にせず何度も湯に浸かれるご宿泊がおすすめです。長楽園には120坪の広さを誇る日本一の混浴大露天風呂「龍宮の湯」がございます。豊富な湯量を活かした100%源泉かけ流し。夜になると照明が灯り湯気が立ち込め、朝昼とは違った風情が楽しめます。ご家族や恋人、大切な方とお楽しみください。
※成分に影響を与える項目
1.衛生管理の為、塩素系薬剤を使用しています。
2.温泉資源の保護と衛生管理の為、循環ろ過装置を使用しています。
温泉街の奥にある「玉作湯神社」には、触れて祈ると願いが叶うと言い伝えられている「願い石」があり、自分だけの御守を作れる参拝が人気です。社務所でいただける「叶い石」で境内の「願い石」にそっと触れてパワーをお裾分けしてもらい、自分専用の御守として持ち帰ることができます。
また神社の手前にある「宮橋(恋叶い橋)」は、赤い欄干越しに神社の鳥居が背景に収まる絶好の撮影スポット。玉造温泉街の中でもフォトジェニックなスポットとして、多くの人がカメラを向けています。
この地では良質な「メノウ(瑪瑙)」が安定的に採れ、これを加工して作る「勾玉」の一大産地でした。玉造という地名は、その名の通り玉作りが盛んであったことに由来しています。
国指定の史跡である「出雲玉作跡」、「松江市出雲玉作資料館」など、はるか昔のロマンに思いを馳せる歴史散策も、この街ならではの楽しみです。
温泉街の中ほどにある「湯薬師広場」には、こんこんと湧き出る源泉を自分でボトルに汲める「たらい湯」があります。すぐ隣で販売されている「美肌温泉ボトル(200円)」を購入すれば、手軽に温泉をテイクアウトできます。可愛らしいデザインで旅の思い出やお土産として人気です。暑い日には源泉も熱くなりがちなので汲む際にはご注意を。
温泉街を歩いていると、思わず足を止めてしまうユニークな看板に出会えます。「伊勢神宮はお参りされましたか?およそ480km とほ4日」「つり橋効果発動中 ドキドキ感で急接近!?」といった、クスッと笑えるおせっかいなアドバイスや小ネタが満載。温泉総選挙2017「フォトジェニック部門」で、3位に選ばれたこともある玉造温泉名物です。
玉湯川沿いの散策途中にほっと一息つけるのが、地域の方々が運営する「おすそわけ茶屋」です。煎茶無料、珈琲100円、抹茶100円とワンコインでおいしいお茶をいただくことができます。川のせせらぎや温泉街の景色を眺めながらのんびりと過ごせる憩いの場で、地元の方との気軽なおしゃべりを楽しめるのも魅力。お散歩の休憩にぜひ立ち寄ってみてください。
温泉街の中央を流れる玉湯川に、上から見ると大きな勾玉の形をした小島「しあわせ青めのう」があります。触ると幸運が訪れる言われ、川辺の階段を降りてこの原石にそっと触れるのも定番の散策スポットとなっています。
島根グルメで外せないのが、日本三大そばの一つに数えられる「出雲そば」。そばの実を皮ごとひくため、色黒でコシがあり香り高く、栄養価にも優れているのが特徴です。そばを丸い朱塗りの器(割子)に盛り、薬味とつゆを直接かける「割子(わりご)そば」が定番となっています。お店によって薬味やだしに個性があるので、食べ比べもおすすめです。
京都や金沢と並び、「日本三大菓子処」としても名高い松江市。「松江藩の7代藩主・松平治郷」はお茶好きとして知られ、茶人大名の「不昧(ふまい)公」とも呼ばれています。お茶文化と切っても切り離せない和菓子、不昧公が好んだ「若草・山川・菜種の里」などの松江銘菓は今もなお愛され続けています。松江市内で広く販売されており、お土産におすすめの逸品です。
手作りの思い出を形にして持ち帰りたい方には、「勾玉作り体験」がおすすめ。玉造温泉街の中心地にある「めのうやしんぐう」では、石の種類や工程によって30分~90分のコースが選べ、自分だけの勾玉が作れます。チェックイン前後のちょっとした時間や、雨の日のアクティビティとしても最適です。
玉湯川沿いの通りには、地元の作家さんが手がけたこだわりの1点ものが並ぶセレクトショップや、玉造の温泉水を使ったスキンケアコスメのお店などが軒を連ねています。大切な人への贈り物や、自分へのご褒ベを探すのも玉造温泉の楽しみ方のひとつです。
例年桜のシーズンには、玉湯川沿いの約2kmにわたって見事な桜のトンネルが現れます。開花時期に合わせて「桜まつり」が開催され、暖かな灯りに照らされた夜桜の下を、浴衣姿でのんびりお散歩する特別な風情が楽しめます。
例年7月下旬~8月下旬は、温泉街の特設ステージを中心に毎晩「夏まつり」が催されます。温かみのある縁日や屋台が並び、湯上がりの心地よい夜風を感じながら、この時季だけの特別な夜を過ごすことができます。
玉造温泉の魅力を無理なく体験していただけるおすすめのスケジュールです。
お昼過ぎに温泉街へ到着。まずは宿泊するお宿の位置を確認しながら、無料の足湯でひと息ついたり、温泉コスメを探したり、川沿いをのんびりお散歩。その後、「玉作湯神社」へ参拝し、お守りを作ります。
お宿へチェックイン。この後の計画を立てながらお部屋で少し休憩。その後は山陰の食材を盛り込んだ会席や地酒を存分に堪能します。お腹が満たされた後は、浴衣に着替えて夜の温泉街へ。ライトアップされた川沿いの情緒を楽しみます。宿に戻ったら、玉造温泉の美肌の湯で日頃の疲れをほぐし、心地よい眠りにつきましょう。
お宿で朝食をいただき、温泉街でお土産を選んだ後は、島根の人気観光スポットへ。島根県は東西に人気のスポットが分かれているため、帰りの方面も考えながら行き先を決めるのがおすすめです。
縁結びの神様「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」で有名な出雲大社。毎年10月頃になると、日本各地の神々が出雲大社に集まり、男女の縁だけでなく、その他の色々な”縁”を結ぶ「神議り(かむばかり・会議)」を行うそうです。そのため、出雲地方では「神無月」のことを「神在月」といいます。
当時、銀は海外との交易に利用され、15世紀後半に世界中で取引された銀の総量のうち、少なくとも10%は石見銀山のものであったとされています。考古学的な証拠や当時の史跡が今もなお残っていることが評価され、2007年に世界遺産に登録されました。
国宝 松江城は、松江開府の祖堀尾吉晴(ほりおよしはる)公が慶長12年(1607)から慶長16年(1611)まで、5年の歳月をかけて築城しました。国の重要文化財に指定されており、別名「千鳥城」と呼ばれます。天守閣からは、360度松江の町を見渡すことができます。
横山大観をはじめとする近代日本画、現代日本画、北大路魯山人の陶芸、童画、漆芸、木彫などの作品を収蔵する「足立美術館」。アメリカ専門誌の日本庭園ランキングでは毎年連続で「庭園日本一」、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では山陰唯一の最高評価「三つ星」を獲得した、美術品と庭園を鑑賞できる人気スポットです。
全国から玉造温泉へスムーズにお越しいただくためのアクセス情報をまとめました。
(新大阪発合計:約3時間30分)
ご宿泊される旅館によっては、JR玉造温泉駅や松江駅からの無料送迎シャトルバスを定時運行、または到着時に合わせて運行している場合があります。お乗り換えの手間を省きスムーズにご来館いただけますので、事前に玉造温泉公式サイトや、各宿のアクセス情報をご確認いただくことをおすすめいたします。